NHKの小さな旅で紹介されていたところに行ってみました。
横浜の港の一角にある小さな漁師町
新子安駅から第一京浜沿いに歩いて行くと高層マンションや高速道路に挟まれ時代の流れに取り残されたような風景が見えて来た。
昭和の良き時代を彷彿とさせる光景をスケッチしている人たちもいる。
カメラを持った年配のご主人が近付いて来た。
すいません…この辺でお寿司屋さんってどこですか?
今日初めて来たので分かりません…そうですかとひどくがっかりした様子。
浜通りを歩いている時、のぼりを目にして 思い出した。テレビ番組で紹介してたお店だ。
捕れたての穴子を使った穴子重を寿司職人のご主人が振舞ってくれるという。
そこでまたカメラを持った別のご主人に話しかけられた。
すいません…筆記用具持ってないですか?
私はバッグの中を漁りながらこのお店美味しんですかと聞いてみるとその人もテレビを見て初めて来たと言う。
そして今日は穴子ないらしいですよと…と店の方を指差した。
”本日穴子重ありません”の張り紙
そこから数十メートル離れたところに飲食店らしいお店
”停泊中の屋形船の座敷でランチ”
”穴子の頭と骨で出汁をとったこだわりのタレ” 穴子天丼 550円
扉を開けるとあらごめんなさい1時半で終わっちゃったのよ。
仕方ないので屋形船の写真だけ撮っても良いかと聞くとどうぞどうぞ
なんだったら上がっていただいても結構ですよと気さくな奥さんだった。
子安浜は名前の通り昔は砂浜で川の対岸は埋立地だそうだ。
水面近くを泳いでいるのはボラだろうか。
こちらはセイゴ?30cm超えてそうだからフッコか?
街中を歩いてみる。
古い家や井戸も残っているが どこでも見られる光景もある。
橋に戻って ふと見下ろすとエイが泳いでいた。
穴子は今回食べられなかったけど…都会に残された小さな漁師町は不思議な魅力で溢れていた。
※停泊中の屋形船でランチが食べられる”定食たちばな”さんは浜通り沿いにあります。
月~木のみ営業で営業時間は11時半から1時半。穴子天丼以外のメニューもあります。