少し大げさに聞こえるかも知れませんがここ2週間程は私の人生の中で一つの転機でした。
生涯現役でいたいと考え、還暦を前にずっと続けられる仕事にと異業種への転職を準備中、実家の母から毎日のように電話。
長年自宅療養している弟の様子が変だ…もう限界…入院ということになった。
ところが病院に相談し準備を進めている中、母の気持ちが一変してしまった。
今日は元気そうだから入院までさせることないわよ。
私は理解に苦しんだ。
このままでは同じことが繰り返されるだけでいつまでたっても落ち着けない。
案の定次の日さらに事態は悪化した。
一時絶望的になったが我が家のこの問題を一度距離を置いて冷静に考えてみた。
母に任せっきりになっていたがこの機会に弟の統合失調症という病とそれに付随する問題を調べてみた。
やがて「何故?」の答えが一つ一つ見えて来た。母の気持ちも分かって来た。
もう一つの病を併発していて1年ほど前からの担当医がそれを把握していなかったことも分かった。
家族と相談し元の主治医に戻してもらうことにした。
そして今後注意していく点がはっきりしたことによって不安も次第になくなって行った。
もし何もなかったら隠れた問題に気付くことができなかったでしょう。
幸い転職活動中ということもあり実家や病院に何度も行き事実を確かめる時間がありました。
弟の病について勉強し直し、薬とリハビリの必要性も理解できたので今後の不安もなくなりました。
そして本当に運良く転職先も決まりそうです。